2018年春のポイント還元改悪まとめ

2018年春のクレジットカード、ポイント還元率などの改悪状況

2018年春としましたが、2018年に入って、ポイント付与率の改悪のニュースが相次ぎました。
2018年度が始まったばかりの今、まとめてみます。

Yahoo! Japan カード

ヤフージャパンカードは、Tポイントを効率良く貯めることができるカードです。
ヤフーショッピングなどでポイントキャンペーンを頻繁に実施しており、日本一Tポイントが貯まりやすいカードと言えるでしょう。
そんなヤフー・ジャパンカードに、ポイント付与率改悪のニュースがありました。
3月からJCBブランドのヤフー・ジャパンカードでの「nanacoクレジットチャージ」に、これまで付与されていたクレジットポイントが変更となりました。

【変更前】100円につき通常ポイント1ポイント進呈

【変更後】200円につき通常ポイント1ポイント進呈

ヤフー・ジャパンカードのJCBブランドは、nanacoチャージでポイントが付与されるため人気があったと考えられますが、還元率が半減。
今後も、限度額が設定されるなど、少しづつ締め付けが強くなるような気がします。
ただ今回、MASTER、VISAブランドについては、これまで付与されなかったものが、JCBブランドと同様に付与されることになり、こちらは改善、となったと言えるかもしれません。

LINE Pay カード

今や日本最大のメッセージングサービスと言える「LINE」。
そのユーザー数を背景に、さまざまなサービスを打ち出してきたLINE株式会社。
中でもプリペイド式のカード、LINE Pay カードは、還元率2%を打ち出し、注目を集めていました。
そのLINE Pay カードが突如、2018年5月をもって、2%還元を終了すると発表したのです。

LINEが発表した理由では、カードではなくスマホでの決済が今後主流となり、LINEもスマホのみで決済可能なコード支払いに移行する予定で、そこでは「LINE Pay」サービス全体の利用に対して、LINEポイントを最大2%付与するとしています。

おそらく楽天PayのようなQRコード決済が用意されるのではないかと思われますが、2%還元で利用者を増やし、その後還元率を下げていくような動きになるような気もします。
とにかく、プリペイド式のLINE Payカードは、5月いっぱいで2%還元が終了します。
計画性をもって6月を迎えたいですね。

リクルートカード

年会費無料で最大還元率1.2%を誇っているリクルートカード。
このカードの売りは、電子マネーチャージでもポイントが付与されることでした。
入会案内のページなどには、大々的に記載されていましたよね。

そのリクルートカードでの電子マネーのクレジットチャージ時に限度額が設定されることになってしまいました。
今ではリクルートカードの入会案内に、電子マネーの記述はまったくないようです。
その限度額は、2018年4月16日から、30,000円までがポイント対象となり、30,001円以上は、ポイント付与対象外になるということです。

30,000円は微妙な数字で、少し足りないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
この限度額設定も、そのうち引き下げられたり、あるいは電子マネーチャージはポイント付与対象外になるなど、今後も変更がありそうな気がします。
何より、リクルートカードの1.2%還元は、発行元からすれば厳しい還元率のような気がしますし、このカードを主軸にしたリクルートグループの「ポンパレ」「ポンパレモール」「じゃらん」などのサービスの苦戦が続くと、リクルートカードの存続も危うくなってくるような気がします。

高還元サービスの今後

いかがでしょうか?
これまでも高還元をうたって会員を集め、改悪や廃止になったクレジットカードは数多く存在します。
安定的に高還元を維持するためには、1.0%還元あたりが限界のようにみえます。
今後も、高還元のクレジットカードやサービスは出てくると思いますが、いつまでも続くと思わず、ある程度の期間、利用しつくすというスタンスで利用するのが、賢い使い方と言えるかもしれませんね。